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8月31日


僕がバイトをしている高級クラブは二階建てで、二階は個室になっている。

この前バイトに入ったときはとても暇だったが、二階にもお客さんが一人いたので、僕は二階を独り
で見ていた。厨房の中は夏とても暑いので、廊下に立っていることが多いので、その時も廊下で立っ
て涼んでいたら、ママとお客さんと女の子数人がいる部屋からこんな声が聞こえてきた。

「あの子(僕のこと)、なんかいつもきょどってない?」

ま、まあ確かに。っていうか大学二回生が、中企業の社長レベルの人たちとか数十万の着物を着た、
しかも世間一般で綺麗と言われている人達と接しているんだから、きょどっているくらいの初々しさ
が必要なんだと思うのだが。っていうかB専なので綺麗かどうかはわからない。そう思っていたら、
また中から声が聞こえてきた。

「もしかしたら、ママになんか秘密でもあるんちゃう?この店の子と付き合ってるとか」

待て待て待て。それはない。付き合えるわけもないし、付き合う気もない。っていうかこういうお店
って付き合っちゃダメなんじゃなかったっけ?確かお水の花道でもそういうことあったはず。そう思
っていたら、その席から水と氷が足りないって言われたので、銀盆に載せて持っていった。そこで、
ママに聞かれた。

「なあなあ、彼女どんな人?」

いや、別に普通の人ですけどって言おうとしたら、銀盆が傾いていて、持ってきた氷が床中にばらま
かれた。まずいことを聞かれちゃったみたいな感じになる僕。笑い転げるお客さんとママと女の人達。

たまに、自分が怖くなる。



8月30日


さて合宿から帰ってきました。

僕はバレーサークルに所属しているので、勿論体育館があることが合宿地の大前提になるわけである。
今回大学を出発してから合宿地が近かったこともあって、体育館が一時から使用可能なのに対し、着
いたのは十一時。和泉家も真っ青の二時間前行動である。

そんなわけでバレーがしたくてうずうずしながら待つこと二時間。ボールを使った練習も済まし、始め
の試合が始まったわけですよ。そんで、とれそうもないボールを追いかけていたら、あごがmeeteing体
育館の床。いてて。あごから血が出てる。

自分では見えないけど、皆があごがぱっくり開いてるって。いやいやこんなときに下ネタは不謹慎です
よ。そんな中、看護学校に通っている淫乱ナースが「これは縫わないとダメだよきっと。」うわー絶対
やだ。

とりあえず、ティッシュで血をとめながら友達の車で病院へ。そしたら診察まではあと一時間だけど、
処置してあげますよって言われた。うわー田舎の人は優しいなやっぱり。診察室に入って、一人の看護
婦さんがやってきて、「あーこれは縫わなくても大丈夫ですよ」って。あーよかった。麻酔とかしたこ
とないし怖いもん。そう思っていた矢先、もう一人看護婦さんが来て、「これは絶対縫わないとダメ!」
って。いやいやそんなことないよね、一人目の人?そしたら一人目の看護婦さんが「そうやよね、やっ
ぱり。」このイエス淫乱ナースが。ぱっくり開いたのをじろじろ見た後にほったらかして次の病院探す
のやめてよ!そんで、「あの先生上手い」とか言うの今はやめて。

それから結局市民病院みたいなところにいったら、いきなり手術室に連れていかれた。麻酔針だけが痛
かったけどあんまりたいしたことはなかったです。帰るときに病院の入り口にポストがあって、そこに
「青少年に悪影響を与える本はここに入れてください」と書いてあった。

どすけべな街だ。



8月23日


また帰省していました。三日分書けないや。

*

母が主婦になって初めて、米に虫をつかせた。

もともとうちは四人兄弟姉妹の六人家族であるので、米は10キロかっても一ヶ月弱でなくなっていた
らしいのだが、兄が出て行き、姉が結婚して出て行き、僕も出て行き、もう一人の姉も出て行き、父は
自分の部屋で自生し始めると、お米を食べるのは母だけになってしまった。それに加えて、お米の30
%に五穀発芽玄米を混ぜる母は10キロのお米を四ヶ月かかっても消費できないでいた。

それが少しトラウマになったのか、僕が母に「冷凍庫あの時と変わらず一杯やな」というと、冷凍庫の
ほとんどはお米を炊いて凍らしたものだという。あと551のアイスクリームと。20杯分のお米が冷
凍庫に入っていた。それに加えて7つの551のアイスクリームがひしめきあっていた。

母が虫のついた米を見せてくれた。僕も一人暮らしをし始めて3ヶ月の時に虫をつかせたのだが、その
ときのそれと同じだった。僕は米びつを新しいのにするか、隅々まで洗って米びつ先生を買うことを進
めた。殺虫剤では死なないので困っているらしい。

その時、成虫になった虫がお米の袋から飛び出し、クローゼットにとまった。母はいともたやすくそれ
を手で殺した。母が言うには、殺虫剤で死なないくせにのろまだから余計にむかつくらしい。



8月20日


冷凍庫の食品が底をつき、僕は朝からシャワーも浴びず業務スーパーへと向かった。

業務スーパーというのは、まとめ売りで安さを実現しているところである。僕はいつもそこで冷凍食品
をまとめ買いして簡単に自炊を済ませている。今日は生ハンバーグとトンカツとカレーとコロッケと唐
揚げと豚肉を買った。カレー以外はすべて冷凍食品である。

行きは少し遠回りだが涼しい道で来たけど帰りは冷凍食品もあるので一番近道で帰ろうとバイクを走ら
せていたら、ある交差点で警察の人が交通整理をしていた。ちょっとちょっと!僕冷凍食品持ってるん
ですけど!いやいや、しかしタイムリミットを恐れているようでは頼れないとウタダ姫も言っていたの
で気を取り直してお巡りさんの指示を待つことにした。

太陽の光がさんさんと降り注ぐ中、向こうからこちら、右から左、左から右のお巡り応援団による三三
七拍子が終わりを告げ、よしやっとこっちのターンだなんて思っていたら、あろうことかお巡りさんは
もう一度向こうからこちらに指示をだした。おい、こっちのアルプスの応援はなしかよ!冷凍食品とい
うアルプスから氷が溶け出して背中が若干濡れてるんですけど!誰かの願いが叶うころ、あの子が泣い
てるよ。よく考えてみれば、ウタダ姫なんてあまり好きでもなかった。

三ターン程待ったあと、ようやくこっちの出番がやってきて前に進むことが出来た。僕の持っている冷
凍食品は既に切れちゃう冷凍食品と化していた。早く家に帰って冷凍し直そうと思っていた矢先、また
もや警察官に止められた。

「天皇皇后両陛下が通られますのでそれまでしばしお待ちください!」

そこで僕はやっと理解した。そのとめられた交差点は、河原町丸太町でつまりは京都御所であった。
なるほど、すべては皇族の仕業であったのだ。僕のハンバーグは既に「生」であった。さいはなげられ
た。これは戦争である。憲法第九条の条項を破り宣戦布告を行ったのは他ならぬ天皇自身。この生にな
ったハンバーグをてめえの顔に投げつけてやる。これは生麦事件ならぬ、生肉事件だ!

暫く待った後、遂に警察の軍団がカーブを曲がって姿を現した。来たぞ。何台ものパトカーがとおり過
ぎた後、明らかに一つだけ雰囲気の違う黒のセダンが来た。あれだ、あれしかない。かばんからハンバ
ーグを取り出せ。皮肉にも、目の前にはびっくりドンキー。どうか、ハンバーグを兵器として使用し
たことを許して欲しい。今の僕にとって持っているものすべてウェポンなのだ。天皇よ、お前に本当の
生の意味を教えてやる!!車を見ると、天皇がこっちに向かってにこっとした。

あのすべてを見透かしたような笑顔の前では、どんな兵器もただの食品だった。むしろ、その後はいつ
もより爽やかな気分になったよ。



8月19日


いつも、サークルに行く前に99ショップでスポーツドリンクを買っていくのだが、夏のオススメコー
ナーに、素麺と冷麦が並べられてあった。

よく考えてみると、素麺は友達の母親が内職で作っているので大量に分けてもらっていつも食べている
のだが、冷麦は食べたことがないような気がする。母親が「今日の昼は冷麦やで」と言っているのを聞
ことがない。冷麦と素麺を一緒に手に取ってみたが、違いはあまり感じられない。素麺の方が少し細い
だけだ。そこで、素麺と冷麦の違いを調べてみた。

「簡単に言えば、素麺の方が、冷麦より少し細いということです。」

やっぱそうなのか。これ以上読んでみても他に違いといった違いはないらしい。関東ではポピュラーで
あるが、関西ではあまり食べられてないということも書いてあった。関東では少し細かったり、少し太
かったりするだけで存在意義が生まれるのか。なるほど、僕も関東に行けば、人より少し細いという事
で存在意義が生まれるかも知れない。よし、少しだけ生きる希望がわいたぞ。



8月18日


5歳の時の話。

幼馴染のG君の兄弟三人がうちに遊びに来た。

僕はこの4人の中では超ダメキャラである。ゲームもそんなに上手ではないし、運動神経も悪い。とん
ちは若干きくものの、けんかはからっきしだよ三級品。そのころの僕は、母の助けなしにトイレをした
こともなかった。

そんなときに、急に便意を催した。やばい、今この家にはこの4人しかいない。これはピンチである。
もし失禁してしまって、股間がアマゾン川の源泉になってしまったら、皆は僕のことは危険度特Aの超
要注意人物のレッテルを貼られることになる。「あ、レモンティーがわいたみたい」と言ったところで
皆の5歳前後の舌ではまだ大人のレモンティーの趣きは感じられるはずがない。

しかし、待て。これはピンチではなくチャンスだと思うべきだ。皆に僕が一人でトイレが出来ることを
見せ付ければ、皆の評価は安全性トリプルエーになるはずだ。母の行動を思い出せ。そうか、おまるか。
おまるを持ってきて、こいつらに俺のポテンシャルを見せ付けてやる!

僕は皆に「ちょっとトイレするわ」と言って、マイおまるを持ってきてみんなの前でトイレをしてみせ
た。皆はポカンと僕を見ている。ふふふ、皆僕が独りでトイレを出来ることを見て、不安と畏怖の念を
抱いているに違いない。我、下克上の最中なり!

一通り出すものを出した、残るは後片付けだけだ。しかし、そこで一つの疑問が残った。これからどう
すればいいのだ。母とのトイレの思い出はここで途切れている。そうか、トイレをした後の母の行動は
未だみたことがない。母が汚物を処理している間、僕は雪隠をした後の達成感にただ身を任せているだ
けだったのだ。

おまるに座ったまま、どうすればいいかわからなくなった僕は、とうとう泣き出してしまった。それを
見た招かれざる客人は爆笑の渦にまきこまれた。上も洪水、下も洪水、周りは爆笑。20世紀の大天才
アインシュタインをもってしてもこのなぞなぞを解くことはできないであろう。僕は、おまるの上でた
だただ泣き続けた。

「世界の中心で愛を叫ぶ」という本が出版されたのは、その10年後だった。



8月17日


今日は少し短めで。

今日もこれから飲み会である。一昨日と同じメンバー、一昨日と同じ場所で。

また、これからお酒に出会えると思うと心がたかなって、もう一人の僕がそこにいるみたい。天使の
僕と、悪魔の僕が口を揃えてこういう。「やめときなって!」

また、お酒を飲んでできあがっちゃった皆が面白いことを言うたびに、僕は嫉妬する。俺以外のやつ
が面白いこと言うんじゃねぇ。



8月16日


今日、映画の「いま会いにゆきます」を見た。

実は僕は劇場で一回この映画を見たことがあった。この物語を始めてみたときは、その完成度の高さ
とストーリー性に感動し、この僕が涙を流したものだった。普段映画やドラマを見てもコンタクトと
の間を取り持つくらいの涙しか出さない僕であるが、このときだけは、心に巻かれていた包帯がばか
殿の姫が如く「あ〜れ〜」と取り除かれ、感動という暴君に心の処女膜を破られたものだった。

おそらく、この感動の理由として中村獅童と竹内結子の演技力によるものが大きかったのであろう。片
や歌舞伎により鍛えあげられた演技力の固まり、片や演技力もさることながらその美貌で世の男ども
をとりこにした売れっ子女優というキャスティングがこの物語を大傑作に仕上げたに違いない。二人
は、涙涙の感動シーンから、初心なベッドシーンまで完璧に演じあげたのであった。

映画を見た数ヶ月後二人は出来ちゃった結婚をした。演技のための役作りを徹底した二人に、惜しみ
ない拍手を捧げたい。



8月15日


昨日は飲み会があって書けませんでした。

実は私おかず丸はお酒が全く飲めない。こんなことを人に言うと、いやいやそれは飲めないんじゃな
くて飲まないんだ、飲んでいくうちに慣れてくるといわれるのだが、そうじゃない。飲めない。いや
いや大丈夫だよ。いやそうじゃない、飲めない。

僕だってお酒を飲んでハイテンションになっていろいろ馬鹿なことをしてみたいと常々思っている。
朝起きて、うわー昨日の記憶が全然ないよーとか言ってみたい。昨日あなた先輩に酷いこと言ってた
よとか言われてへこみたい。気づいたらポケットにお寿司があって、うわークリーニングださなきゃ
とか言ってみたい。

しかし、僕の体はアルコールを全く受け付けない。これは片思いに似ている。お酒のことを考えただ
けで、僕は胸がドキドキする。まして、お酒と同じテーブルに座っただけで(お酒のあるテーブル)
僕の頬は、かの有名な二人が欲望に負けて口にしてしまったあの禁断の恋の果実のように赤くなり、
お酒と口付けを交わそうものなら、口から出るものを彼への手紙になぞらえて民営化を叫ぼう。

昨日だって、一滴もお酒を飲んでいないのに、テンションがあがってしまった。友達には、お前は匂
いだけでも酔うんじゃないのかと言われた。そうかもしれない。実際、マジックハンドを背中から付
きだして先端を頭の上にやり、友達に「俺のクワガタとお前のカブトムシどっちが強いか勝負しよう」
とか言っていた。

今考えるとすごい前衛的な下ネタである。お前のカブトムシって、ねぇ?



8月14日


今回は1歳の時に、書き忘れていた日記です。書き忘れていた!と言い切ります。

*

日本の首都TOKYOから、天下の大キッチンOSAKAに引っ越してきた。

求められずに生まれてきた僕であるが、今では家族のアイドル、いやチャイドルの位置をほしいが
ままにしている。しかし、チャイドルというのも大変な役柄である。人前でおならをしたり、ウン
コをしたりできないのだから。

しかし、たまにこの立場が嫌になることもある。やはり一人の時間を大切にしたい。一人で自分の
将来とか、あのコのこととか考えていたい。普通の女の子に戻りたい!いや男である。

そんな願望を持っているても、ライオンみたいな髪型の父親、同じような髪型の母親、バカボンみ
たいな兄、あとコミカルというよりケミカルな姉は容赦なくちやほやしてくる。僕がはじめに覚え
た言葉が「die!」であったことは偶然ではなく必然だったと思える。しかし、僕が皆に「die!」と
言っても、皆は「今ダー!って言った!」と言うばかりで僕の魂の叫びは皆の耳には届いていない
ようだ。発音がよすぎるのだろうか。

そんなやつらだから、僕はチャイドルという立場もほったらかしてオムツにウンコをしてやるのだ
が、母親か姉が喜んでかえるだけである。(姉が僕のオムツを変えたという事実は、後々僕の姉に
対する弱みになるのだが、このときは知る由もなかった。)



8月13日


このごろ忙しくて二日分連続で書いたりすることが多くなっている。

別にほんとに忙しいわけではなくて、実家に帰っていてデータを忘れたりしていただけだったのだ
が、その前の日、その前の前の日を思い出して書くというのは日記としてどうなのかとも思うが、
自分のサイトにそこまで厳密にやらなくていいとも思っている。

そこで考えた。昨日のことをあたかもその日に書いたように書くのであれば、もっともっと前のこ
とをあたかもその日書いたようにすればネタに困らないのではないかと。僕もあと少しで20歳。
僕が生まれた20年前のことを日記として書こうと思う。

*

どうも、こんにちは。今生まれました。こんにちは赤ちゃん。

母のおなかから出たばかりなので肌がスースーする。へその緒という母とのライフラインを切られ
た。これからは自分の口で養分を取っていかないといけないと思うと、なんだかちょっと大人にな
った気分であるが、まだ母の養分をビーチクからくれるそうなので、ひとまず安心である。

しかし母のおなかから出てくるときはかなりの激痛であった。普段は全然泣かない僕であるが今日
はさすがに泣いてしまった。古典物理学で言う作用反作用の法則に従って、僕が痛いのと全く同じ
痛みが母にかかっていたと思うと、心が締め付けられる思いである。っていうか体が締め付けられ
てたんだけど。

さて、そろそろ母から養分をもらう時間のようだ。母のビーチクを見て、興奮しないようにするこ
とに全身全霊をかけようと思う。思うバブー。



8月12日


普段はテレビなんて見ない僕だが、噂によると国会が解散したそうじゃないですか。

別に小泉君は好きでも嫌いでもないし、郵政民営化がどうとか考えてみて意見を述べたとしても、
もっと博識の人がやってきて、それはこういう事情があって実はこうなんだと言われてしまえば、
僕の意見はすぐにひっくり返ってしまうであろうから、全然考える必要もないと思っている。僕は
小泉君のパーマについて考えたり、専門の電気について勉強するだけだ。大体選挙権もないし。

と思っていたら僕はあと二週間あまりで誕生日を迎えてしまい、次の総選挙には投票できるという
ことではないか。なんということだ。一昔、選挙権のない自分の無力さに嘆き、包丁の切っ先を自
分の喉元に当てたこともあったが、その包丁は出刃包丁であったので喉元が少しひんやりするだけ
であった。それ以来、僕は政治には全く興味がなくなり今の首相を聞かれれば中曽根か小泉君で迷
ってしまう状態なのであるが、次の総選挙までの一ヶ月でなんとか立候補者の研究をしなければな
るまい。

そう思って、今グーグル先生に政治のことについて聞いてみたけど、具体的な立候補のことは書い
ていなかった。公示はどうやら8月の後半だそうだ。なるほど、ということは普段テレビを見ない
僕は9月に入ってから毎晩徹夜で勉強しなければならないということか。九月に入ってからはあく
までも僕の私的意見による選挙日記が始まりそうである。

ところで、グーグルさんに聞いてひとつだけわかったことがあった。

民主党「日本を、あきらめない」

21世紀は、始まったばかり。



8月11日


普段テレビなど見ない僕ですが、今日は友達の家にいてなんとかテレビを見ることができた。

すると、なんということか、今は甲子園の季節じゃないですか。驚くなかれ、甲子園の季節到来だ
。こんなことも忘れているなんて、焼きそばを食べるのに紅しょうがを忘れたような気持ちだ。つ
まり、どっちでもいいということでありまする。

ほんと甲子園なんてどっちでもいい。なんていうか嫉妬の塊で甲子園なんかみることができない。
高校時代に野球をやっているだけでもキラキラ輝いて見えるというのに、その野球で日本のトップ
を争っているのだから、キラキラを超えてティラティラしてる。ティラティラしてるティラ。

しかしこれだけ嫉妬の気持ちを持っていても、負けたチームにはやはり同情の念を隠せない。負け
て砂を袋につめる高校球児たち。そして彼らはそれを家に帰ってからきれいなビンに詰め替え、将
来子供達がこれなに?って聞いたらこう答えるのだ。「これがパパの星の砂だよ。」

そんなことを考えていたら一つの疑問が生まれた。このまま甲子園が何十年も続いたら、甲子園の
砂がなくなっちゃんじゃないの?と。それを友達に伝えると、彼はこう答えた。そんなん、毎日い
れてるに決まってるやん、と。

なるほど、甲子園球児が砂をもってかえっては、新しい砂を甲子園管理人は投入する。球児がもっ
てかえっては新しい砂をいれる。すいませんが、ちょっと僕の話に耳を傾けて頂けませんか?今か
ら大事な話をします。新しい商売を考えついたんです。



8月10日


時間軸が狂ってきてる。

*

僕の中学校の西門は、出てすぐに押しボタン式信号があった。

僕の幼馴染であるG君は、その押しボタン信号のボタンを押さずにボタンの一番近くに立ってい
た。わざとである。

すると、クラブを終えて帰路につくものが後ろから続々と集まってきて、今までにない人口密度
になった。それでもG君はボタンを押さずにずっと信号が変わるのを待つ演技をし続けた。

すると、痺れを切らしたどこかの先輩がG君に言った。

「ボタンおしてあるやんな?」

G君はすかさず答えた。

「はい、押したんですけど、遅いですよね」

まだまだ集まってくるクラブ帰りの人。しかしまだまだG君は信号を待つ演技をし続けた。する
とその先輩がやってきて、ついにボタンを見て、おしてないやんけ!と大声で叫んだ。

「ああ、すいません押し切れてませんでしたわ」

下の物語を考えたのもG君である。



8月9日


はちのす王子

はちのす王子は前の巣から出て、新しい巣を作ろうとしていた。

しかし、彼は所詮男。はちのすの形は作れたものの、一つ一つに穴を開けられないでいた。

そこに、アメリカ陸軍のマイケルが現れて言った。

「なんだこのうるさい蜂は。ハチノスにしてやるぜ。」

「わーい、ありがとう!」



8月8日


大阪から京都に帰ってくると、メールが一通来ていた。

ほとんどこのサイトに関するメールは来ないのだが(来ないんですけど?)、その内容はブログ
を紹介するサイトをやっているので登録していただけないかという内容だった。僕はリードミー
にしか登録していなかったのだが、向こうから言ってきてくれるのなら無論登録するつもりであ
る。

そう思って、そのサイトに行ってみると結構大きいところではないか。真鍋かをりの日記やら、
加藤ローサの日記やら、サンプラザ中野さんの日記がリンクされていた。どうにかして、サンプ
ラザ中野さんと相互リンクしたい。「○○○○だー サンプラザ中野だー」という書き出しは、
サンプラザ中野さんのカリスマ性がなし得る技である。たまねぎ。

登録画面に行って、いろんな情報を書き込む。途中サイトの説明を書くところがあったが、この
アウト送信グに対して説明なんて思いつくはずもなかったので、「人生を悟ったらやめると思い
ます」と書いておいた。そうなったら、このサイトに存在意義がないことに気づくと思うのだ。

最後まで書き終わったところで、上に出ている画像にかかれている文字を書いてくださいという
欄があった。プログラムを使って大量に登録することに対する対策である。その上に書いてある
ことはわかる。しかし何回やっても登録できない。チェックエラーが出る。多分大文字小文字が
間違っているのだろうけど、何回やってもチェックエラーが出るのだ。プログラム同等の扱いを
受ける自分。何回もやって、全部大文字が出てきたときにやっと登録できた。

かかった時間、45分。吸ったタバコ、5本。



8月7日分


この日は、高校のバレー部のOB会だった。

余談だが(っていうか余談みたいなサイトですが)僕が高校の時バレー部だったというと驚かれ
ることが多い。やっぱりバレー部の人は逆三角形型の体型の人が多いから僕のようなひよこはバ
レーをやっているようには見えないのだろう。っていうかこのサイトを見てくれている人には文
字どおり全く見えないのであろうが。

全国に散り散りになった友達との再会にテンションをあげながら、僕らは現役高校生とほかのO
Bの方との試合を見ていた。時には、まだ兄弟仲がいいときの貴乃花に似ている後輩を見て笑っ
たりしていたが(審判をしているときにシコを踏んでいた)、やはりバレーがしたい僕らはプレー
をしたくてうずうずしていた。

先輩方の試合が終わり、ついに僕らの代が試合をするばんが回ってきた。試合の前に旧友と対人
という、片方が打って片方がとるという練習をしていたとき、ボールが大きく高く上がってしま
った。僕はそれをとりに行こうと、ボールを追いながら走っていると、用意されていた椅子にぶ
つかってしまい、大きな音とともに椅子と僕は倒れてすねを打撲してしまった。皆が集まってき
て大丈夫?と聞いてきて、とても恥ずかしかった。

後から聞いた話、スラムダンクの最終回みたいだったという。



8月6日分


失われた三日を取り戻せ。

*

この日、大阪でとあるイベントがあり、兄と2時に梅田で待ち合わせていくことになった。

この日は祇園のバイトがあったので、朝起きてシャワーを浴びスーツに着替えてバイクにまたが
りしばらく行くと、大雨が降ってきた。普段着ならば駅までこのまま行ったであろうが、スーツ
だったので、近くの並木の沿う小川に行き雨宿りをした。

タバコを一本吸っている間にやむだろうと思っていたのだが、雨はだんだん強くなっていった。
このままでは兄との待ち合わせに間に合わない。雨は木の葉の間をとおり、僕のスーツを濡らし
た。朝から珈琲を飲んでいない。昨日は遅くまで友達の家にいて睡眠時間は少ない。いろいろな
要因が僕をいらいらさせた。イヤホンからは冴えない音楽が流れ、僕はそれをとめた。

すると、前にあった小さなステーキ屋さんのお母さんが中に入りなさいと言ってくれた。僕は礼
を言って中に入れさせてもらうと、お母さんが大きなタオルを渡してくれた。僕はまた礼をいい、
何か頼まないと悪いと思っていたら、「そんなお金とるために中にいれたみたいやからやめて」
とお母さんは言った。外はまだ雨が降っていた。雷さえもなっている。

それからしばらくお母さんと話をした。この店はもう22年やっているだとか、昔通っていた人
が来てくれるが、まだまだ景気が悪いだとか。僕はどうしても珈琲が飲みたくなった。朝から飲
んでいなかったのもあるが、お母さんが入れる珈琲を飲みたくなったのだった。どうしてもと言
と、お母さんはそこまで言うのならということでお湯を沸かし始めた。

お湯をたてて、入れるまでの間も話をした。昔は前に大きな外科病院があっていろんな人が運ば
れて来たそうだ。珈琲ができたころには雨はすっかりやんでいたが、僕は全然急いで飲む気はな
かった。ミルクだけを少しいれてそれを飲むと、僕は酸味のきつい珈琲はあまり好きではないの
だが、その珈琲は酸味が強いのにも関わらずすごくおいしく感じた。お母さんにタバコも吸いた
いというと灰皿を出してくれた。僕はタバコを吸いながら、またこの店に来たいと思った。珈琲
を飲み終わった僕はタバコを消して、お金を払い、礼を何回か言ってそのお店を後にした。道路
はもう乾きはじめていて、口には酸味が残っていた。



8月5日


昨日、バイト中にサークルの友達とメールをしていたら今何人かで千羽鶴を折っているとのこと。
サークルの誰かが重病になったからかもしれないという懸念と、単に久しぶりに鶴を折りたいと
いう思いから、僕はバイトが終わってすぐにその家に行くことにしたのだった。

家に着くと、5人ぐらいのメンバーで和気藹々と千羽鶴を折っていた。バイトと今日まであった
テストで少し疲れている僕のCPUでは全然状況が把握できず、満を持して千羽鶴を折っている
理由を聞いてみるも、誰かが怪我したから折っているというのではないのだが、僕の頭は大きな
冷却音を轟かせるだけで、全然その理由を理解することはできなかった。

でも来たからには千羽鶴を折らなければなるまい。結局5時まで千羽鶴を折っていたのだが、始
めは若干楽しかったものの後からはすごくストイックになってきた。なるほど、始めは信じてな
かったけど、千羽鶴を折っていたら願いが叶うような気がしてきたよ。しかも、その願いはなん
だか叶うような気がするんだ。

ぐっすり眠りたいっていう。



8月4日


今日やっとテストが終わった。

最後のテストは、回答中にみまわりに来た先生に笑われるという無様な結果に終わったが、なに
はともあれこれで前期のテストは終わりである。やっと僕にも夏が訪れたっていうわけだ。

今日最後に友達と勉強しているときに、今日テスト終わるしスカイプを試してみようということ
にあいなった。みなさんは勿論スカイプのことは勿論ご存知とは思うが、ここでパソコンって世
界とつながってるワープロですよね的な超初心者の方に説明しておかねばならない。

スカイプは、音声もただのデータなのにただで電話できないというのはおかしいという概念から
始まった世界的電話サービスでマイクとスピーカーとネット環境さえあれば、だれでもどこでも
ただで電話できるといったものである。音質は普通の電話以上と言われ、世界ダウンロードソフ
トの中でも10位以内には入っていた超スグレモノソフトだ。

テストの後、

「よし、家帰って電話しようぜ!」
「おう!」

って。なんか間違ってるような気がする。



8月3日


鵜狩さん2


あらすじ:必死の銀行強盗をビタミンCの爆弾で挑み、一瞬のうちにコントに変えてしまった鵜
狩さんはやっぱり就職することにしたのだった。

鵜狩さんは、やっぱり自分が好きな会社に就職したいと思い、日清にターゲットを絞ることにし
た。鵜狩さんは友達に連れられてラーメンを食べに行くことがよくあるのだが、彼が今まで食べ
た中で一番おいしかったラーメンは、「ラ王背油ちゃっちゃ系」だ。好きな食べ物にチキンラー
メンが入ることは言うまでもないぐらい、彼はカップラーメンが好きなのだった。

カップラーメンが好き→カップラーメンは偉い→カップラーメンを考えた日清は偉いの三段論法
で、鵜狩さんにとっての日清は、メロスにとっての結婚式だった。鵜狩さんは日清について、ま
たカップラーメンの歴史について猛勉強し、日清の面接へと駒を進めたのであった。

*

面接官「では、あなたが一番好きなカップラーメンは何ですか?」

鵜狩「僕が一番好きなカップラーメンはやはりラ王です。読んで字の如くラーメンの王様と称さ
   れるこの商品の画期的なところはカップラーメン作りのこだわりともいえるべき麺茹でに
   あると考えます。またスープも麺に絡まるようによく考えられており、味の最高傑作であ
   ると言っても過言ではないと思っています。」

面接官「ほうなるほど。ほかに好きなものはありますか?」

鵜狩「僕はうどんも好きなので、ごんぶともしばしば食べる機会がありますが、カップラーメン
   でありながら、忠実に関西の薄口うどんを表現していると思います。味もさることながら、
   麺にまでこだわりを感じます。普通のそこらへんのうどんよりも10倍おいしいと感じる
   ほどです。」

面接官「ほほう。では、どんべえはどうですか?」

鵜狩「どんべえはきし麺ですよね。いやあ、きし麺はちょっと。」



面接官「今回は縁がなかったことで。」



そしてこれは8月2日の分!


実家に帰っているうちに、神奈川に下宿している友達にあった。

その子は最近バイクを買って、その日に神奈川から高速道路を乗り継いで帰ってきたそうだ。
久しぶりの再開に心を和ませていたのだが、よく見ると髪の毛が伸びている。前にもここで書
いたとおりそこまで伸びてはいないのだが、ずっと短かったのに急に長くなっているのでギャ
ップが激しい。そのとき彼はキャップをかぶっていたのだが、心なしか唇まで腫れて見えた(
こんなところで、形容に使われるなんてかわいそうな井川)

しかし彼もただ目標なしに伸ばしているのではなく、髪が耳にかかるようになったらやりたい
ことがあるらしいのだ。

*

とある大学。友達は伸びた髪を風になびかせている。
そこにとある者が友達を見て、連れ合いの人と話す。

A「あの人髪の毛伸びてて気持ち悪いよね」
B「しー!聞こえるって!」
A「大丈夫、髪で耳ふさがれてるよ」

そこで友達が耳にかかった髪の毛をかきあげて言う。

友達「聞こえてるで!髪の毛が耳にかぶっても聞こえるねんで!」

*

皆知ってる。



これは8月1日の分!


実家に帰ってきていたので昨日は更新ができませんでした。

*

姉が新しいパソコンを買いたいといっている。

姉はああ見えて芸術家なので(?)使っているパソコンはウインドウズではなくマックなので
あるが、ほしいのは最新版のiマックなのだそうだ。ご存知の方は多いと思うが、高度な省ス
ペース技術で液晶ディスプレイを少し大きくしたような形状にパソコンのすべてをつめこんだ
人気大のパソコンである。

しかし、パソコンを買うお金は自分のへそくりとして持っているのだが、それがサンダー(夫)
にばれてしまうのを危惧しているようだ。しかし、姉は買う気まんまんのようで、曰く、

「ちょっと古い液晶を買ったって言ったらあの人気づかんやろ」

男の地位の低下が世間で話題になっている。





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